マメ知識
保湿剤のぬり方
子どもの皮膚は、みずみずしく弾力があり、すべすべでやわらか、理想的な状態にみえます。しかし、皮膚の最外層である各層は環境の影響を受けてドライスキンになりやすく、健常な状態であっても、実は非常にデリケートな組織です。このような子どもの皮膚に対しては、日常的なスキンケアを行うことが必要です。スキンケアの基本は、きれいに洗って、すばやく保湿です。保湿剤は早く、むらなく塗るためのポイントがあります。
【ポイント1】入浴後はなるべく早く(20分以内)保湿ケアをする。
【ポイント2】保湿剤は適量をお母さんの手の甲にとって、子どもの肌に数箇所にわけておきます。
※保湿剤は軽くすり込んで、薄く光って見える程度に塗り伸ばす。
顔 | 保湿剤を点在させ、円を描くように伸ばします。小鼻のわきも忘れずに。口のまわりと目のまわりは特にやさしく、円を描くように。 |
耳 | 耳は綿棒より保護者の小指のほうが、奥まで入りすぎず上手に塗れます。耳の後ろも忘れずに。 |
頭 | 頭はローションタイプがべとつかず使いやすいです。髪の毛を分け、人差し指の腹で頭皮にていねいに塗ります。 |
腕・脚 | 保湿剤を点在させ、手のひらをすべらせて伸ばします。腕の曲がる部分、脚の裏側も忘れずに |
体 | 保湿剤を左右対称に点在させてから、手のひらをすべらせてマッサージするように伸ばします。 |
手・足 | 指は1本1本を、大人の親指と人差し指で軽くつまむようにして塗ります。指と指の間も忘れずに。足は足の甲、裏、足首のくびれも念入りに。 その他…女の子は外陰部、男の子はおちんちんの裏表、そして肛門まわりも清潔にしてからやさしく塗ります。 |